「会計の役割と会計制度のあり方」
開催日 | 2017年07月03日(月) | 時間 | 13時30分~15時30分 |
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対象者 | |||
パネラー・講師 | 斎藤 静樹 氏(東京大学 名誉教授) | ||
主催 | 一般財団法人 会計教育研修機構 |
セミナー詳細
会計制度は、グローバル化が進む市場環境にあって、会計情報の有用性を損なわずにその国際的な等質性をどう高めるか、会計情報の質を担保する会計基準をどう改革し、国ごとに異なる周辺諸制度との相互補完関係をどう調整するかという難問に直面しています。
他方では、いくら規制を強化しても繰り返される財務報告の虚偽や不正に、企業統治の観点からどう対処するかが喫緊の課題にもなっています。
専門性が高いとされる会計人は、それだけ専門分野のローカルな発想に傾きやすい危険もありますが、ここではなるべく広い視野から、企業社会における会計の役割と、市場の慣行に根ざした社会規範という会計基準の性格に返って、会計制度のあり方を考えてみたいと思います。