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第3回「バリュエーションの基本と実務」(全3回)

開催日 2016年12月06日(火)  時間 18時30分~20時30分
対象者
パネラー・講師 竹埜 正文 氏(株式会社クリフィックスFAS 取締役 マネージング・ディレクター)
主催 一般財団法人 会計教育研修機構 

セミナー概要

JFAELセミナー

セミナー詳細

 今日、会計処理の様々な場面で「バリュエーション」が必要とされています。例えば、非上場株式の時価評価はもちろんのこと、企業結合時の取得原価配分では、企業結合日の時価を基礎として識別可能資産及び負債に対して企業結合以後1年以内に配分が必要とされています。
 いずれの場合も評価手法及びその選択の詳細が会計基準等で定められておらず、案件毎に異なる多様な評価の合理性をどう把握するかが常に問題となっています。また、サイドオピニオンとして第三者の意見書等を入手した場合でも、その評価書をどのように理解するがやはり課題といえます。そこで、本研修は、国際会計基準における実務も視野にいれた評価実務の観点から、バリュエーションの基本について、3回に分けて解説を行います。
 まず、非上場株式評価の評価アプローチ(マーケット・アプローチ、インカム・アプローチ、修正純資産方式)の概要、評価方針の検討(インプットの選択、市場の状況等の検討)等について整理します(第1回)。非上場株式の株式価値評価で一般に用いられているDCF法(ディスカウンテッド・キャッシュフロー法)は、割引率に関心が向きやすいのですが、実はキャッシュフローの方が影響度は大きく、その前提となる事業計画の読み方は特に注意を要します。そこで、事業計画に関する会計上の見積りについての経営者の判断および決定の合理性を把握するためのポイントと、評価前提と客観的な事実との整合性を確認するための視点について確認します(第2回)。最後に、企業結合時に検討される取得原価の配分における特に無形資産評価の概要(無形資産識別のポイント、評価手法等)について解説します(第3回)。

 本研修の実施形式ですが、毎回研修の後半で、設例に基づく確認テストとその解説を予定しています。皆様のご来場をお待ちしています。