イベント・セミナー

このイベント・セミナーは終了いたしました。

  • 会計

「IFRS第17号「保険契約」の概要と課題」

開催日 2017年12月18日(月)  時間 15時00分~17時00分
対象者 企業会計財務担当者、公認会計士、実務補習生
パネラー・講師 三輪 登信 氏(有限責任あずさ監査法人 金融事業部 保険インダストリーヘッド パートナー、公認会計士、日本アクチュアリー会正会員)
主催 一般財団法人 会計教育研修機構 

セミナー詳細

2017年5月18日、国際会計基準審議会(IASB)はIFRS第17号「保険契約」を公表しました。20年もの長い期間をかけて審議を重ねた結果であり、現行のIFRS第4号「保険契約」は本基準書に置き換えられます。適用開始は2021年1月1日以降開始する事業年度からの予定です。本基準書によって保険契約に関する首尾一貫した会計処理が策定されることにより、より忠実な情報の提供と比較可能性の向上が期待されています。

 一方、新たな考え方や会計処理が求められるため、決算実務やデータ管理・基準解釈など導入にあたっては多大な労力や影響が想定されます。さらに、本基準書の適用が経営に与えるインパクトも把握しておくことが望ましいでしょう。

 そこで本セミナーでは、本基準書の概要について説明するとともに、導入を検討する際の各種課題について考察します。

   1.IFRS第4号からIFRS第17号へ  -IFRS第17号の特徴、公表の背景、関係団体の反応、TRGの組成等-

   2.IFRS第17号の概要

      2.1 会計処理の枠組み     2.2 保険契約の定義と適用範囲

      2.3 認識及び認識の中止    2.4 保険契約負債の測定と収益認識

      2.5 測定に関する各論点    2.6 再保険契約

      2.7 表示・開示        2.8 移行アプローチ・その他の論点

   3.IFRS第17号導入に関する課題と考察