「IASBの最新動向」
開催日 | 2017年08月29日(火) | 時間 | 15時00分~17時00分 |
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対象者 | |||
パネラー・講師 | 鶯地 隆継 氏(国際会計基準審議会(IASB) 理事) | ||
主催 | 一般財団法人 会計教育研修機構 |
セミナー詳細
国際財務報告基準(IFRS)を設定する国際会計基準審議会(IASB)は今年5月18日、IFRS第17号「保険契約」を公表しました。これはすべての法域の全ての保険契約に適用されうる包括的な会計基準であり、IASBはその基準設定の審議に実に20年の歳月を費やしました。
また、IASBは概念フレームワークの見直しに関する審議を終了し、今年後半には改訂された概念フレームワークを公表する予定です。これによって、IASBがこの 数年間の目標としてきた大型プロジェクトは全て完了します。
本講義では、公表されたIFRS第17号「保険会計」について、非常に簡単な概略の説明を行います。さらに、保険会計公表後のIASBの今後5年間の作業計画ならびに現在審議が進行中のリサーチプロジェクトである、財務報告のコミュニケーションの改善、のれんの減損会計などについて、最新の審議状況を報告します。
(1) IFRS第17号「保険会計」の開発の背景とその概略
(2)IASBの今後5年間の作業計画
(3)財務報告のコミュニケーションの改善
① 重要性の定義の改訂
② 重要性に係る実務報告書
③ 開示原則
④ 基本財務諸表
(4)のれんの減損会計