監査の品質を評価する~監査人をめぐる新たなコミュニケーション~
開催日 | 2019年03月11日(月) | 時間 | 15時00分~17時00分 |
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対象者 | |||
パネラー・講師 | 町田 祥弘氏(青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究 | ||
主催 | 一般財団法人 会計教育研修機構 |
セミナー詳細
2015年のわが国を代表する大規模企業の粉飾決算事件を契機として、わが国の監査規制は新たな段階を迎えたといえます。監査法人のガバナンス・コードの公表、監査法人の強制ローテーション制の調査、監査報告書の拡充等に見られる新たな監査規制の考え方は、従来の監査手続を追加するというものではなく、監査の品質が、市場とのコミュニケーションの中で評価される環境を用意するというものだと考えられます。
本講演では、被監査企業の監査役等、あるいは、機関投資家やアナリスト等の財務諸表利用者の方々を対象として、上記の監査の品質をめぐる動向を整理した上で、いかにして監査の品質を評価していくかに焦点を絞ってお話ししたいと思います。
(1)新たな監査規制の動向――監査法人のガバナンス・コードの公表、監査法人の強制ローテーション制の調査、監査報告書の拡充等――の概要
(2)監査の品質に関する報告書及び監査品質の指標(AQI)の利用の仕方
(3)監査報告書における「監査上の主要な検討事項(KAM)」の焦点と利用の仕方
(4)今後の監査人とのコミュニケーションの在り方について