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「税効果会計に関する指針の最新動向」 ~繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針を中心に~

開催日 2016年12月08日(木)  時間 18時30分~20時30分
対象者
パネラー・講師 前田 啓 氏(企業会計基準委員会 ディレクター)
主催 一般財団法人 会計教育研修機構 

セミナー詳細

 企業会計基準委員会(ASBJ)は、日本基準を高品質で国際的に整合性のあるものとして維持・向上を図るべく、公正性、透明性のある形で開発を行っています。
 現在取り組んでいる日本基準のテーマのうち、税効果会計に関する指針の見直しに関しては、日本公認会計士協会(JICPA)から公表されている税効果会計及び当期税金に関する実務指針について、必要な見直しを行った上で、ASBJの適用指針等に移管する取組みを行っています。これらの実務指針のうち繰延税金資産の回収可能性については、平成27年12月に企業会計基準適用指針第26号「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」を公表し、本年4月1日以後開始する事業年度の期首から適用されています。現在、その他の実務指針についても、早期に移管を図るべく取り組んでいます。
 このうち、税効果会計に適用する税率の取扱いについて、実務指針全体の移管に先行して検討を行い、本年3月に企業会計基準適用指針第27号「税効果会計に適用する税率に関する適用指針」を公表しています。また、JICPAから公表されている監査・保証実務委員会実務指針第63号「諸税金に関する会計処理及び表示に係る監査上の取扱い」についても、必要な見直しを行った上で、ASBJの会計基準として移管することの検討を行っています。
 本セミナーでは、ASBJにおける税効果会計に関する指針の最新動向について、繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針を中心に解説いたします。皆様のご来場をお待ちしています。