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Tone at the topと内部統制

開催日 2015年10月02日(金)  時間 13時30分~15時30分
対象者 企業会計財務担当者、公認会計士、実務補習生
パネラー・講師 神林 比洋雄氏(プロティビティLLC 最高経営責任者兼社長 公認会計士)
主催 一般財団法人 会計教育研修機構

セミナー詳細

近時、ガバナンスの強化は日本再興戦略の一丁目一番地として、攻めのサイドが強調されています。従来、コンプライアンス違反や不正などからの企業価値の毀損を防ぐという守りのサイドで、ガバナンスが重視されていたことからして、今後は攻めと守りのバランスをいかに図るかがいっそう問われることになるでしょう。
 ガバナンスとは、そもそも組織のあり方や今後の方向性を指し示す羅針盤です。時には組織が誤った方向に進まないように毅然たる規律を提供し、時には新たな視点を提供して組織的な価値をいっそう高めていく指針を提供するところにその意義があります。
組織の目的を達成するには、価値創造を目指して果敢なリスクテイクやイノベーションが必要となります。分相応なリスクテイクを進め、経営者やステークホルダーが想定するリターンの確保が期待されています。それには適切なガバナンスと内部統制が不可欠です。
 内部統制が機能するには、まず組織目標の達成に大きな影響力があるTone at the topという経営トップの姿勢がしっかりとしたものでなければなりません。これは経営トップの倫理観でもあり企業倫理の根源でもあります。Tone at the topと内部統制とガバナンスの関係を整理して、いかにリスクテイクを進めつつ、企業価値を向上するかについて整理をします。