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「IASBの最新動向」 (日本企業の重要関心事項に関する論点と今後の審議の見通し)

開催日 2016年07月27日(水)  時間 13時30分~15時30分
対象者 企業会計財務担当者、公認会計士、実務補習生
パネラー・講師 鶯地 隆継 氏(国際会計基準審議会(IASB)理事)
主催 一般財団法人 会計教育研修機構(JFAEL) 

セミナー概要

2016年の前半IASBでは日本企業の最大関心事についての議論が多く取り上げられ、今後のプロジェクトの大きな方向性が見えてきた。具体的には、のれんの償却の是非の議論、および損益計算書を中心とする基本財務諸表のプロジェクトのスタートなどである。
 このうちのれんについては、のれんの減損処理のあり方についてスタッフから新たな提案(PHアプローチ、 Pre-acquisition head room approach)がなされており、今後の暖簾の議論に大きな影響を与える可能性があるので、その詳細を解説する。基本財務諸表のプロジェクトに関しては、昨今増えてきている非財務情報(コア営業利益など)への対処を念頭に置いた損益計算書の表示のあり方について、議論が始まろうとしている。その背景や今後の見通しについて解説する。
 さらには、アジェンダ協議のフィードバックを受けて、様々なリサーチプロジェクトがスタートしているが、就中、資本と負債区分や、持分法会計のあり方などについて、その動向を解説する。合わせて、2019年1月から強制適用となるリース会計について、その適用上の留意点についても触れる予定である