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会計プロフェッションの倫理と懐疑心

開催日 2014年12月11日(木)  時間 13時30分~15時30分
対象者 企業会計財務担当者、公認会計士、実務補習生
参加人数 80名
パネラー・講師 八田 進二氏(青山学院大学院会計プロフェッション研究科 教授)
主催 一般財団法人会計教育研修機構(JFAEL)

セミナー詳細

 会計は健全な経済社会構築に際してのインフラであり、真実な会計情報は民主主義社会において個々人に求められる自己責任の原則を担保するために不可欠なものである。そのための会計情報の信頼性を保証するといった社会的使命を担う会計プロフェッションには、高度な専門知識だけでなく、一般人よりも高い倫理観が求められている。加えて、独占業務としての監査業務を担う公認会計士には、職業専門家としての懐疑心が求められている。
 しかし、会計プロフェッションがこうした倫理観や懐疑心を保持し、かつ、それを適切に発揮しているということを社会の人々が具体的に認識できる場面はほとんどないのが実情である。一方、会計プロフェッションを取り巻く環境の中で、監査の失敗や会計不正に加担したとされる場合には決まって、倫理観の喪失や懐疑心を保持していなかったことが指摘される。
 そのため、会計プロフェッションにとっての倫理観や懐疑心の保持については、まさに、自主規制の一環として、すべての公認会計士が常に意識しながら、気づきの気持ちや感度を磨くことが求められる。本研修では、こうした倫理観と懐疑心が会計プロフェッションの生命線を担うものであることを会得することで、将来の輝ける会計プロフェッションについて考えることとする。