「不正会計予測研究の実務への応用可能性」
開催日 | 2018年03月09日(金) | 時間 | 15時00分~17時00分 |
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パネラー・講師 | 首藤 昭信 氏(東京大学 大学院経済学研究科・経済学部 准教授) | ||
主催 | 一般財団法人 会計教育研修機構 |
セミナー詳細
本報告の目的は、会計学における不正会計予測研究の概要を平易に説明することを目的とする。
具体的には、第1に、現在の不正会計予測研究を理解するための基礎となる利益調整研究の知見について要約し、会計学研究において不正会計予測研究がどのように展開してきたのかを理解する。
第2に、現在の会計学研究が提示する不正会計予測モデルの概要を経験的証拠にもとづいて紹介する。
第3に、不正会計に関する学術的知識の会計・金融実務への応用例を紹介する。例えば、不正会計予測を用いた投資戦略で、市場平均を上回るリターンが稼げるかどうか等について議論する。
そして最後に、AIの普及に代表される経済環境の変化が今後の不正会計予測に係る会計・金融実務に与える影響について議論する。
(1)利益調整研究を中心とする利益の質の研究領域を要約し、不正会計予測モデルを理解するための基礎的知識を習得する。
(2)不正会計(または利益調整)の学術的知識の会計・金融実務への応用例を紹介する。
(3)不正会計予測研究およびその実務への応用に関する今後の展開を議論する。