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監査報告書の読み方

開催日 2018年03月26日(月)  時間 13時30分~15時30分
対象者
定員 88名
パネラー・講師 八田 進二 氏(青山学院大学大学院 会計プロフェッション研究科 教授)
主催 一般財団法人 会計教育研修機構 

セミナー詳細

 現在、会計監査人(公認会計士又は監査法人)が行った財務諸表の監査結果については、一定の様式に則って、極めて簡潔な形での意見表明が行われている。これは、一般に、「短文式監査報告書」といわれるもので、①監査の対象、②経営者の責任、③監査人の責任、そして④監査人の意見が記載されている。 この中の監査人の意見としては、無限定適正意見のほか、除外事項を付した限定付適正意見と、不適正意見があるが、意見を表明することができない場合には、例外的に、意見不表明の監査報告書が公表されるのである。 2015年の不正会計処理後の東芝の2016年度の四半期レビュー結果に対しては、監査人は、一旦は無限定意見を表明していたものの、後日、意見不表明に変更するなど、監査人サイドでの対応に様々な議論が発せられたのである。 そこで、本セミナーでは、そもそも監査報告書の発するメッセージの内容と、監査意見の意味するところについて、わかりやすく考察することとする。

   (1)「監査基準」の報告基準の内容

   (2)「監査報告書」の記載内容

   (3)監査意見の類型

   (4)監査意見に関する除外事項について

   (5)監査範囲等の制約に関する除外事項について

   (6)「監査報告書の透明化」の動向について