「最近のIFRSの動きとコンバージェンスの注目点」~実務上の課題を中心に
開催日 | 2016年09月09日(金) | 時間 | 13時30分~15時30分 |
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対象者 | 企業会計財務担当者、公認会計士、実務補習生 | ||
パネラー・講師 | 山田 浩史 氏(大阪経済大学 経営情報研究科 客員教授 元パナソニック株式会社 理事) | ||
主催 | 一般財団法人 会計教育研修機構(JFAEL) |
セミナー概要
JFAELセミナー
セミナー詳細
IASBは、FASBと共同で検討を進めてきた主要プロジェクト(「MOUプロジェクト」)の開発・改訂をほぼ終了しつつある。現在は、概念フレームワーク、開示イニシアティブ、適用後レビューなどの取り組みを進めるとともに、「2015年アジェンダ協議」で市場関係者からの意見募集を行い、今後のIASBにおける基準開発のあり方、議題の優先順位などの検討を進めている。
今回のセミナーでは、作成者としてIFRSや米国会計基準に関する実務に関わった経験を踏まえて、最近のIFRSの動きの中で、今後のIFRS対応の実務に影響を与える可能性があるテーマを選んで、最近の動向を解説した上で、実務上の課題と考えられる対応を検討する。
また、上記の基準化されたMOUプロジェクトの適用時期に向けて、我が国では、「収益認識」プロジェクトからコンバージェンスの検討がASBJで開始された。今後の日本基準のコンバージェンスは、修正国際基準で示された我が国の会計の考え方を踏まえた主体的な対応が求められるが、改訂されたIFRSの内容が現行の日本基準からの乖離したものもあり、対応は容易ではない。今後のコンバージェンスの注目点を解説し、その課題と展望について検討したい。