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「のれん」の正体と非償却の功罪

開催日 2016年09月14日(水)  時間 13時30分~15時30分
対象者
パネラー・講師 脇  一郎 氏(ジャパン・ビジネス・アシュアランス株式会社 マネージングディレクター 公認会計士)
主催 一般財団法人 会計教育研修機構(JFAEL)

セミナー概要

JFAELセミナー

セミナー詳細

 IFRS 第3 号「企業結合」を改訂した際に従前の「償却及び減損アプローチ」を「減損のみアプローチ」で置き換えてから10 年が経過していますが、未だに日本だけではなく、グローバルで「のれん」に関する会計処理及び開示を巡る議論はますます活発になってきています。
その典型的な例として、2014年7月22日、企業会計基準委員会(ASBJ)、欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)、イタリアの会計基準設定主体(OIC)が「のれん」の会計処理と開示のあり方に関するグローバルな議論に寄与することを目的に、ディスカッション・ペーパー(DP)「のれんはなお償却しなくてよいか-のれんの会計処理及び開示」を共同で公表したものがあげられます。
また、最近ではIFRSを適用している大手商社が資源安を背景に「のれん」の減損が相次いでいます。このようにビジネスの世界でも現実にのれんの取り扱いについて物議をかもしだしています。
 今回の講義では、そもそも「のれん」とは何なのか、また「償却」と「非償却」の会計処理の背景、さらに現在起こっているビジネスにおける「のれん」の取り扱いとその議論について探求します。