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会計プロフェッションの倫理と懐疑心

開催日 2015年12月02日(水)  時間 10時00分~12時00分
対象者 実務補習生
パネラー・講師 八田 進二氏(青山学院大学大学院プロフェッション研究科 教授)
主催 一般財団法人 会計教育研修機構

セミナー詳細

会計は健全な経済社会構築に際してのインフラであり、真実な会計情報は民主主義社会において個々人に求められる自己責任の原則を担保するために不可欠なものです。そのため会計情報の信頼性を保証するといった社会的使命を担う会計プロフェッションには、高度な専門知識だけでなく、一般人よりも高い倫理観が求められています。加えて、独占業務としての監査業務を担う公認会計士には、職業専門家としての懐疑心が求められています。
 しかし、会計プロフェッションがこうした倫理観や懐疑心を保持し、かつ、それを適切に発揮していることを社会の人々が具体的に認識できる場面はほとんどないのが実情である。一方、会計プロフェッションを取り巻く環境の中で、会計不正の指摘や監査責任の追及等がなされる場合には決まって、倫理観の喪失や懐疑心を保持していなかったことが指摘されます。
つまり、会計プロフェッションにとっての倫理観や懐疑心の保持については、まさに、自主規制の一環として、すべての公認会計士が常に意識しながら、気づきの気持ちや感度を磨くことが求められます。本研修では、こうした倫理観と懐疑心が会計プロフェッションの生命線を担うものであることを会得することで、将来の輝ける会計プロフェッションになるための課題について考えることとします。