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「IFRSの考え方」(全3回)第2回

開催日 2018年09月11日(火)  時間 15時00分~17時00分
対象者
パネラー・講師 秋葉 賢一 氏 (早稲田大学大学院 会計研究科 教授)
主催 一般財団法人 会計教育研修機構

セミナー詳細

 IFRSを任意適用する企業が徐々に増えてきているが、IFRSはどのような考え方に基づいて開発されているのであろうか。現行のIFRSの解釈も重要であるが、根底にある考え方を検討し、これからのIFRSを見極めることは、IFSRの任意適用や今後の対応を検討する際にも必要であろう。本年3月に改正されたIASBの概念フレームワークの状況のみならず、各IFRSの横断的な論点に触れることによって、IFRSの適切な理解、今後の方向性や検討課題の把握などに役立てたい。

 第1回は、わが国との大きな相違ともいわれているその他の包括利益(OCI)やリサイクリングのほか、負債と資本の区分など、資本と利益に関する論点を取り上げる。

 また、第2回では、改正されたIASBの概念フレームワークを踏まえ、測定について取り上げる。IASBでは全面公正価値を目指しているという理解も未だ少なくないが、複数の測定値をどのように使い分けるか、原価測定における論点などについて、わが国における懸念も踏まえて考察する。

 第3回では、資産・負債の認識や認識の中止について、改正概念フレームワークやIFRS第15号(収益認識)やIFRS第16号(リース)を踏まえ、検討する。



 【第1回:資本と利益】

 (1)包括利益と当期純利益

 (2)その他の包括利益(OCI)やリサイクリング

 (3)負債と資本の区分

 (4)改正概念フレームワークとの関係



 【第2回:測定】

 (1)公正価値と原価測定の使い分け(改正概念フレームワークに照らして)

 (2)原価測定における論点(減損、会計上の見積りの変更など)



 【第3回:認識と認識の中止】

 (1)改正概念フレームワークにおける資産・負債の認識

 (2)モノとヒトの使用権モデル

 (3)資産・負債のオフバランス化