「予想損失モデルによる貸倒引当金の見積り」~邦銀の資産自己査定に与える影響とその対応~
開催日 | 2016年06月29日(水) | 時間 | 13時30分~15時30分 |
---|---|---|---|
対象者 | 企業会計財務担当者、公認会計士、実務補習生 | ||
パネラー・講師 | 山口 勝美 氏(三菱東京UFJ銀行元理事 会計教育研修機構理事) | ||
主催 | 一般財団法人 会計教育研修機構(JFAEL) |
セミナー詳細
2008年のリーマンショックを教訓として、グローバルに貸倒引当金の見積り方法が変更された。「損失が発生してからでは遅すぎるのではないか」「フォワードルッキングな予防的な引当が必要ではないか」という潮流が主流となり、それまでの「発生損失モデル」から「予想損失モデル」へと大きく会計基準が変更された。
これを受けて、IASB及びFASBは「予想損失モデル」の検討に着手し2015年12月にIFRS第9号及びFASBの基準が確定、2018年1月以降の事業年度から適用されることとなった。
日本も「予想損失モデル」への変更に関しては、総論賛成として既にG20において変更をコミットしており、早晩、見直しに着手することが予想される。
そうなると、既に邦銀に適用され定着している「資産自己査定」による貸倒引当金の見積りが20年振りに改正される可能性が高い。
今後、どのようにして「資産自己査定」に効率的かつ効果的に予想損失モデルを導入できるのか、邦銀にとって残された検討時間はそんなに多くない。
今回のセミナーでは、「発生損失モデル」から「予想損失モデル」への変更に伴い、「資産自己査定」にどのように影響を与えるのかを探り、その対応時の留意点について解説する。皆様のご来場をお待ちしています。