税務処理と企業のコンプライアンス
開催日 | 2014年07月10日(木) | 時間 | 13時30分~15時30分 |
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対象者 | 企業会計財務担当者、公認会計士、実務補修性 | ||
参加人数 | 19名 | ||
パネラー・講師 | 伊藤 雄二氏(税理士・税理士法人フェアコンサルティング代表社員) | ||
主催 | 一般財団法人会計教育研修機構 |
セミナー概要
税務処理と企業のコンプライアンス
セミナー詳細
近年の通信技術、金融システム及び交通手段等の進歩・発達は、人の往来をより活発にし、企業の国際化に拍車をかけています。今や企業にとって、最適の場所で製品開発を行い、最適の場所で製品を製造し、世界を市場に販売を展開することが通常の行為となっています。 それに伴い、企業の多国籍化が進み、様々な国の人々が、同じ企業グループの中で、多様な価値観、会計制度及び税務法規の下で企業活動に従事するようになりました。その結果、世界各国に現地法人や支店が拡散し、企業グループとしての内部統制が時として不十分になり、ひいてはそれが企業のコンプライアンスを揺るがす事態に発展するといったデメリットも生じるようになりました。この不十分な内部統制が惹起する最も重大な問題の一つに、税務処理の誤りが挙げられます。企業取引のあるところ、必ず税務上の処理があり、その判断・処理を誤ると、脱税、租税回避、あるいは過少申告の状態が生じることがあります。「たかが、税務処理の誤りではないか、金で済むことだ」とお考えの方には、今やそのような状態が生じることが企業の不祥事=コンプライアンス違反と認識される時代になっているということを再認識していただきたいと思います。