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「概念フレームワーク」公開草案の理解と実務への影響

開催日 2015年09月11日(金)  時間 13時30分~15時30分
対象者 企業会計財務担当者、公認会計士、実務補習生
パネラー・講師 岩崎 伸哉 氏(有限責任監査法人トーマツ パートナー)
主催 一般財団法人 会計教育研修機構(JFAEL) 

セミナー詳細

 国際会計基準審議会(IASB)は、2015年5月に「財務報告に関する概念フレームワーク」の公開草案(ED/2015/3)を公表し、2016年における完成に向けて意見募集に入っています。
この公開草案は、2013年7月に公表されたディスカッション・ペーパー「財務報告に関する概念フレームワークへの見直し」への220を超えるコメント・レターと140を超えるアウトリーチを経てまとめられたものであり、IFRSの基本的側面に関する広範な関係者の意見がある程度反映されている文書とみることができます。
 加えて、公開草案は、概念フレームワークを 1) 基準設定、2)一定の場合の企業による会計方針の決定、3)基準の理解と適用の支援、のための「実務的な道具」(practical tool)として位置づけ、現行フレームワークを次の3つの観点から改善するものとしています。
    
1-現行フレームワークでカバーされていない領域を追加する(Fill the Gaps)
2-指針を明確化する(Clarify)
3-時代遅れになった部分を更新する((Update)

こうした公開草案の性格を踏まえ、本セミナーでは、公開草案の内容と関係者のIFRSに対するスタンスについての理解を深めると同時に、実務的な道具として概念フレームワークがどう役立ちうるのか、その意義と限界について検討します。