コーポレートガバナンスと会計不祥事
開催日 | 2015年10月14日(水) | 時間 | 13時30分~15時30分 |
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対象者 | 企業会計財務担当者、公認会計士、実務補習生 | ||
パネラー・講師 | 弥永 真生 氏 (筑波大学大学院 ビジネス科学研究科 教授) | ||
主催 | 一般財団法人 会計教育研修機構(JFAEL) |
セミナー詳細
会社法は、会社とりわけ株式会社のコーポレートガバナンスが一定のレベルを確保できるように規律を加えています。会計不祥事の防止において最も重要な役割を果たす両翼は、財務報告の適正性を確保するための内部統制体制の整備について責任を負う取締役会と計算書類・財務諸表の適正性について意見を表明する会計監査人および金融商品取引法上の監査人です。そして、代表取締役・業務執行取締役および執行役は取締役会の決議を前提として、内部統制体制を具体的に運用し、その運用の状況をモニターし、その結果を踏まえて、運用を改善するという役割を担っています。会社法の観点から、従来、十分な検討が加えられてこなかったのは、監査役、監査委員会及び監査等委員会の役割ですが、今後、社外取締役と並んで、重要な役割を果たすことがますます期待されます。