「公会計の世界と世界の公会計」
開催日 | 2014年10月17日(金) | 時間 | 13時30分~15時30分 |
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対象者 | 企業会計財務担当者、公認会計士、実務補習生 | ||
参加人数 | 17名 | ||
パネラー・講師 | 関川 正 氏(日本公認会計士協会 主任研究員 公認会計士 ) | ||
主催 | 一般財団法人 会計教育研修機構(JFAEL) |
セミナー詳細
取引の実質が同じであれば、民間企業も政府も同じ会計処理をすべきであろうか?それとも組織の目的の相違等が異なる会計処理を要求することがあるのであろうか?公会計の世界では、この2つの考え方が対峙しています。
また、政府には、民間では存在しない取引や会計問題が存在します。税を収益として認識するのはいつの時点か?国民に将来年金を支払う「義務」は政府の負債なのか?最近話題のインフラ施設の運営権を売却した時の会計処理はどうなるのか?
また、公会計は、国民経済計算や政府財政統計などの経済統計の世界とも密接な関係を有しています。ギリシャの債務危機はよく知られているように財政統計の「粉飾」発覚とともに始まりました。多くの国では、公会計を整備する理由の一つに統計の精度の向上を掲げています。 民間企業の会計に国際財務報告基準(IFRS)があるように、公会計の世界にも国際公会計基準(IPSAS)があります。民間企業のように政府の会計にも国際的比較可能性が必要なのか?
本セミナーでは、このような公会計を考える上での根本的な問題を紹介します。